パタゴニア

シマノから2026年に限定発売される「26 ヴァンキッシュ CE(コンペティションエディション)」。私なりの視点で考察してみたいと思います。

出展
出典:amazon


「巻き感度」に全振りした尖ったスペック

まず目を引くのは、この「CE(コンペティションエディション)」というコンセプト。 これまでのヴァンキッシュが「軽さと強さの融合」だったのに対し、今回のCEは「防水性を削ってでも巻き感度を極める」という、かなり割り切ったチューニングが施されています。

ハンドル軸の防水シールをあえて排除し、ベアリングもグリスからオイル仕様へ。回転トルクを25%〜40%も低減させたという点は、リトリーブ中の「水のわずかな変化」や「タマンの前アタリ」を察知する上では、これ以上ないスペックと言えます。


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沖縄のタマンゲームに投入するなら

1. 「サイズ展開」という大きな壁

今回のラインナップは1000番〜2500番。 タマン狙いでメインに使用されるのは一般的に3000〜5000番。タマンの爆発的なファーストランを止めるには、4000番〜5000番の糸巻き量とドラグ力(11kgクラス)に安心感を持ってしまいます。

2500番の最大ドラグ力は4kg。 よくよく考えると、ドラグ設定的にはフルロックにしないことが一般的でおそらく4〜6kg程度に締めておくはずです。

それを考えると50〜60のタマンであれば対応可能と言えます。


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2. 「防水性非採用」の恐怖

釣りは常に潮しぶきと隣り合わせ。過酷な環境下で、ハンドル軸の防水シールを抜いた「オイル仕様」のリールを使うのは、少し勇気はいります。 釣行後のメンテナンスをしっかりやっている方がほとんどかと思いますので問題ないかとは思いますが、この「繊細さ」は維持管理の面でネックになりそうです。

3. 「感度」がもたらす唯一無二のメリット

ネガティブな面ばかりではありません。このリールが真価を発揮するのは、ルアーゲームでしょう。魚は時として非常に繊細なアタリを見せます。シンキングペンシルをデッドスローで引く際、わずかな潮流の変化を感じ取れる「25%軽い回転トルク」は大きなアドバンテージになります。


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総評

「超軽量・超感度を活かしたシャローのライトゲーム専用機」としてなら、面白いリールかと思います。 PE0.8号前後を巻き、あえてライトタックルで大型タマンと「感度」を頼りに勝負する。あるいは、スプーンや小型プラグの泳ぎの感度を極限まで高める。そんな目線には最高の1台です。


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「26 ヴァンキッシュ CE」は、万人向けのリールではない。 だが、「あえて防水性とパワーを捨ててでも、指先に伝わる情報の鮮度を求める」という感性を持つアングラーには、唯一無二のリールになるはず。

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